夏バテ

疲労の症状:夏バテ

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女性に多い夏バテ

人間の体が自律神経のバランスを崩さずに体調をキープできる温度差は、5℃といわれています。そう考えると、外は30℃を超える炎天下、部屋の中は 25℃、デパートやオフィスではもっと涼しいところもあり、私たちの夏の生活は限界を超えています。自律神経は、自分の意思では制御できない体の組織に指令を送って、体のコンディションを整えています。つまり、私たちが「動け!」と思っても動かせない心臓や内臓、膀胱など体の多くの部分が自律神経系に制御されているのです。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は体を活動的な状態にし、副交感神経は体を休める状態にします。発汗もそのひとつで、暑さで体温が上昇すると交感神経に指令が届いて、汗腺から汗を出し、血管を拡張して血流を多くすることで、体温を下げようとします。それが急に涼しいところに移動したり、また暑いところに戻ったりしているうちに、自律神経がうまく働かなくなり、体温調節、発汗、血管収縮、心拍数などさまざまな場所で不具合が生じ、体調不良を起こすのです。

自律神経の乱れによる夏バテは、めまいや立ちくらみ、疲労感、倦怠感などが特徴ですが、これらは貧血の症状にもよく似ています。特に女性の場合は、もともと生理などで、鉄分が不足するうえに、発汗によっても失われてしまうため、ただの夏バテだけではなく、貧血症を起こしている場合が多くあります。医師に相談して、投薬や食事指導などのアドバイスをしてもらうことをおすすめします。また、自律神経の乱れによって消化機能も低下し、食欲がなくなってしまいがち。このような状況が続くと、栄養失調になってしまいます。食欲の落ちる夏こそ、少ない量で栄養を十分に摂れる食材やメニューを考えて、調理の手を抜かないことが、夏バテ予防につながるのです。